ココロとカラダに嬉しい、お花の効果

空間デザイナーとして働いていると、
「居心地の良い空間にしたいのに、どうしたらいいか分からない…」
と、相談を受けることがよくあります。
これまでは、お一人お一人に回答していましたが、
“同じ悩みを抱えている方が、もっといるのでは!?”と思い立ち、
会社のブログで私のノウハウを公開することにしました!
それでは第一回目、「花の効果」についてお伝えします。
たくさんの人が集まる商業施設や美術館、病院などの空間で、
意外と抜け落ちているのが「花を飾る」ということ。
私は自分が設計した空間には、必ず花を飾ります!
花があるだけで、その空間が魅力的になりますし、
人のココロにもカラダにも、良い影響があるからです。
生命力を感じさせる花には、人の五感を喜ばせて気持ちをほぐす効果があります。
お手入れが大変な場合は、造花でも大丈夫!
花のカタチを視るだけで、人は無意識のうちにやわらかい手触りや、
その周囲の優しい風の音などを思い起こして、自然にリラックスできるのです。
造花はぜひ、「光触媒造花」を選ぶか、「光触媒スプレー」をかけてみてください。
光に反応して、空気中の有害物質を分解するようになるので、
空気がキレイになりますし、消臭作用や抗菌作用までもたらしてくれますよ。
では最後に、お花を飾る時のちょっとした工夫について。
これは、医院設計での基本的概念ですが、
花を置く位置は、低すぎるとお子さまがぶつかったり、
車椅子の方の動線の邪魔になったりするので、1200cm以上の高さが理想的です。
この高さだと、しゃがまずに済むのでお手入れも楽になります。
花器選びは、基本とする空間のイメージを中心に選択することが大切。特に色については、空間の基調色と併せることが美しいアレンジメントの秘訣。
四季のディスプレイに合わせて、花器の色やカタチを変えることで、
花と空間が調和した空間を創りだすことができます。
ぜひ美しい花を飾って、心地よいひと時を過ごしてください。