私たちが気持ち良く毎日を過ごせるかは、
出会う人や選ぶモノだけではなく、日々を過ごす空間からも、影響を受けています。
たとえば、サービスレベルは同じでも、
隣のテーブルとの距離が近くて、落ち着かないカフェと、
適度な距離が置かれた、ゆっくり寛げるカフェでは、
おのずと、時間の過ごし方が変わるもの。
だからハルノデザインは、
0に戻す「人間工学」と、+1を加える「遊び心」にこだわって、
ココロとカラダにすーっと馴染む、心地よい空間を創ります。
Usability
Happy!!
茶色の壁に見える部分は、柔らかいクッションで作られた背もたれ。背中の曲線にフィットする形で、気持ち良くカラダを受け止めてくれます。ホテルの顔となる広々とした通路スペースを確保するために、背もたれ部分や間接照明は壁に埋め込んで、空間を有効活用しました。
上質な空間に彩りを添える、花と花器もプロデュース。ホワイトとブラウンのシックな空間だからこそ、深紅の花の艶やかさが引き立ちます。背もたれ部分にもさりげなく、同じ花のモチーフが。シンプルでありながらドラマチックな、気分の上がるロビーを創りあげました。
ハルノデザインは図書館や美術館といった、いわゆる「公共建築」を創ってきた会社です。
公共の場は、老若男女・多種多様な方々が
何十年、時には何百年と、永く利用する空間だからこそ、
「誰もが不思議と心地よく感じる」そんな魅力的な空間でなくてはなりません。
そのためにハルノデザインは、
この「人間工学」と「遊び心」という、2つの視点を大事にしてきました。
そしてこのこだわりは4つの空間事業、全てに活かされています。
もっと知りたい人は、こちらへどうぞ。
安全で使いやすい空間を創る
「人間工学」という技術
「人間工学」とは、人が作業したり生活したりしやすい環境を実現するために用いられる技術のこと。安全で使いやすい物や環境を設計するために、心理学や生理学、解剖学など
様々な学問分野の知識が活用されています。その特徴を、ハルノデザインの空間の工夫とあわせてご紹介いたします。
1 身体のサイズ・動きに適したデザイン
使用者の平均身長を割り出して、身体サイズに合うデザインを探求。骨格や筋肉の働きも考慮して、身体に負担をかけることなく使いやすいモノや環境を設計します。
食育空間事業において、世界選手権で優勝した際のチーズのディスプレイは、テーブルの高さ、タワーの直径など細かく人間工学に基づき設計されました。
2 ひと目ですぐに理解できるデザイン
細かい説明書きなどがなくても、無意識のうちに操作方法が分かる物や空間を提供することで、人に快適さをもたらします。
医療空間事業においては、自分が進むべき方向がラインでわかったり、自分の行くべき場所がサインで理解できたりといった細かい工夫がされています。
3 使用状況をイメージしたデザイン
人が物や環境を使う時には、自分たちの慣習や文化も反映されてきます。実際に活用されるシーンを考慮して、使用状況に合わせたデザインを実現することも大切です。
暮らしの空間で提案しているこちらの家具は、子供用のソファーであり本棚。本が傷みにくく、かつ取り出しやすいよう仕切りが斜めになっています。